金正恩の肩書は?新設ポスト「国務委員長」に就任・北朝鮮最高指導者との違いは?

金正恩が国務委員長に就任

北朝鮮の最高指導者、金正恩(キムジョンウン)が、この度開かれた最高人民会議(日本の国会にあたる)で、新設された国のポスト「国務委員長」に就任したとのこと。

金正恩氏、新設の「国務委員長」に就任


北朝鮮指導者の肩書が複雑!永久欠番制度が原因?

北朝鮮の歴代最高指導者は、それぞれ異なる肩書を使っています。背景には、謎の永久欠番制度があります。まず、「国のポスト」と「党のポスト」と分けて整理します。国のポストに使われていたのは下記の通り。

国家主席 建国の父であり、現在の金正恩(キムジョンウン)の祖父にあたる金日成(キムイルソン)の主な肩書は国家主席だった。彼の死後に改定された憲法で、金正日は「永遠の主席」とされ国家主席は廃止。いわば永久欠番になった。
国防委員長 国家主席が廃止となったことで、現在の金正恩(キムジョンウン)の父にあたる金正日(キムジョンイル)は主に「国防委員長」という肩書を使っていた。しかしやはりこれも彼の死後に永久欠番に。
国防委員会第一委員
→ 国務委員長
これらを引き継いだ金正恩(キムジョンウン)は、これまで「国防委員会第一委員長」という肩書を使っていた。そして今回の最高人民会議で、新たに「国務委員長」という肩書になった。

参考:北朝鮮最高人民会議で注目すべき4つのポイント

党のポストは?

党のポストでは、総書記(書記長)、第一書記、委員長などが使われています。これらは、朝鮮労働党含む共産党系の党首の肩書に使われている模様。

参考:wikipedia(総書記)

北朝鮮(朝鮮労働党)の場合は下記の通り。

中央委員会委員長 祖父の金日成の次代に使われていた朝鮮労働党党首の肩書。
中央委員会総書記 祖父の金日成、父の金正日の次代に使われていた朝鮮労働党党首の肩書。
第一書記 → 委員長 これらを引き継いだ現在の金正恩次代の党の肩書。当初は「第一書記」だったが2016年5月の党大会で「委員長」に就任。肩書からも祖父への憧れがあると言われる。

尚、現在、日本共産党のトップは「委員長」という肩書を使っています。