【結果・日本時間】フランス大統領選挙2017・最新支持率速報などまとめ

  • 2017年フランス大統領選挙の初回投票が現地4月23日(日)に行われる。
  • 5人の候補者が稀に見る接戦となっているが、上位2候補が5月7日の決選投票に進む見込み。
  • 初回投票の結果が判明するのは日本時間4月24日(月)明け方〜早朝にかけて。
  • 最新支持率や注目点は下記の通り。


【初回投票】結果が判明する日本時間は?

【現地時間】
・4月23日(日)20時に投票締め切り
・その後、出口調査結果発表や開票速報
【日本時間では?】
・4月24日(月)午前3時に投票締め切り
・その後、出口調査結果発表や開票速報

恐らく結果が判明するのは日本時間の4/24(月)の明け方〜早朝

フランス大統領選の仕組み

フランス大統領線は2段階で行われています。初回投票で過半数を獲得できなかった場合は、上位2候補で決選投票を行い、最終的に過半数を獲得した候補が勝利となります。

2017年大統領選挙の日程

初回投票:4月23日(日)現地時間
決選投票:5月7日  (日)現地時間

稀に見る混戦

現在、中道・無所属のマクロン候補と、極右・国民戦線ルペン候補が頭1つ抜けた状態にありますが、上位4候補の支持率が拮抗しています。

最新の支持率(4月23日時点)

候補者 党派 支持率
マクロン 中道(無所属) 22.5%
ルペン 極右(国民戦線) 22.5%
フィヨン 右派(共和党) 19.5%
メランション 左派(左派党) 18.5%
アモン 左派(社会党) 7%

出典:NHK NEWS WEB

過去の選挙結果は?

2012年(17年ぶりに左派が勝利)
オランド(左派・社会党)勝利
サルゴジ(右派)

野党社会党のオランド候補が現職サルゴジ候補を破って17年ぶりに左派大統領が誕生。

2007年(新人どおしの争い)
サルゴジ(右派)勝利
ロワイヤル(左派・社会党)

右派サルゴジ候補がフランス初の女性大統領を目指す社会党のロワイヤル候補を破り勝利。

2002年(ルペンショック)
シラク(右派)勝利
ジャンマリー・ルペン(極右)

当時から移民排斥やEU離脱などを訴えていた極右・国民戦線のジャンマリー・ルペン(マリーヌ・ル・ペンの父)が決選投票に進むも、決選投票では右派、左派とも現職のシラク大統領を支持してシラク氏が再選。しかし極右の予想以上の躍進に「ルペンショック」と言われた。

【ルペン氏は極右なのか?】
ルペン氏が率いる国民戦線は、かねてより移民排斥などを訴えていたこともあり「極右政党」と言われますが、現在の党首マリーヌ・ルペンに引き継がれた後は、必ずしも「極右」ではなくなっているとする見方もあります。主張を見ると、極右というより現実的な右派政党でもあるようにも思えます。

2017年フランス大統領選の行方は?

メインシナリオは?

マクロン(中道)とルペン(極右)が決戦に進み、最終的にマクロン勝利。

メインシナリオとして囁かれるのが、現在支持率上位にある中道・無所属のマクロン氏と、極右・国民戦線のルペン候補が決選投票に進み、最終的にマクロン氏が勝利すると言うもの。

ルペン氏には一定の支持基盤がありますが、ルペン氏を警戒した票を中道のマクロン氏が奪うことで、最終的に圧勝するのでは?とも言われています。マクロン氏は「親EU派」でもありますので、一旦はフレグジット(フランスのEU離脱)は収束すると見られます。

波乱シナリオは?

ルペン(極右)とメランション(極左)が決戦に進み、最終的にどちらが勝利してもフレグジット国民投票。

一定の支持基盤を持つルペン氏と、討論会の好評などから直前になり支持率を伸ばしている急進左派のメランション氏が決選投票に進むというもの。両者とも反EU派であり、決選投票でどちらが勝利した場合でも「フレグジット(フランスEU離脱)」の国民投票を行うとしています。

ただし、急進左派のメランション候補は若者支持率に頼っている部分もあり、投票に行かないとされる若者の票を実際にどこまで獲得できるかという課題もあります。

フランス国民の関心は「雇用」と「経済」?

EU離脱や移民排斥などがフォーカスされますが、国民にとっての最大の関心事は「雇用」と「経済」であると言われます。現在、フランスの若者の失業率は高く、25歳以下の失業率が約24%と、若者の4人に1人は職が得られていない状態とされます。

もちろん、賃金の安い移民が若者の仕事を奪っているとして移民問題にも結びつく事象ではありますが、まずは第一に雇用や経済対策をどのように打ち出せるかが争点となりそうです。

浮動票がカギを握る?

ただし、今回の大統領選挙は国民の関心が薄いのか、選挙に行かないとする人も多数いると言われています。これにより、支持率が投票結果に直に反映されない可能性もあります。

そして、有権者の40%がまだ誰に投票するか決めていないとも言われており、これら浮動票をどこまで獲得できるかで結果が異なってきそうです。

何があるかわからない

ここまで書きましたが、英国EU離脱や米国大統領選で事前の世論調査結果が覆った事を考えると、何が起きても不思議ではありません。ひとまず、第一回目の投票結果は日本時間4月24日(月)の早朝に判明します。

参考

ルペン勝利より怖い仏選挙「最悪シナリオ」(田中理氏/ロイター)

「シェアハウス」に例えて理解するフランス大統領選とEU、本当のポイント(矢口新/マネーボイス)

フランス大統領選2017(NHK NEWS WEB)